2014 年4 月から歴史建築保存調査助成事業の支援を受けて、広島国際大学 砂本、橋本、谷村研究室が合同で、海友舎の建築に関する歴史調査を進めました。
2014 年6 月には、全国の文化財調査に奔走する、NPO 法人尾道空き家再生プロジェクト理事 渡邉義孝氏をお招きして実測調査を行いました。その際、渡邉氏が自ら採寸しながら作成した野帳は目を奪うほど美しく、調査チームの宝物となっています。
渡邉氏が海友舎の実測調査で作成した野帳から。二階建棟の断面詳細図。ユニークなのはトラス構造でありながら敷桁がないこと。基礎は煉瓦造で、床高は地面から700ミリ以上もあります。